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子供の不注意から火災が起き、自宅が壊されたのに、損害賠償されなかった・・・話【NO.133】
静也(仮称)は、マイホームの夢を持ち、毎年貯蓄に励んできた。
勤め先の財形貯蓄を給料天引きで貯め、その金額も500万円になった
まず手始めに土地を探した。
時代の流れからか、手頃な物件が見つかった。
建物は、親戚の叔父に頼む事は以前から決めていた。
物事は順調に進み、建物も内装工事の段階に入っていた。
「全てが水泡に帰す」とは、こんな事をいうのでしょうか。
近所の子供達がライターで火遊びをして、住宅が火事になった。
小学校にも上がらない子供達の不注意が元で新築中の我が家の
近くまで火が廻ってきた。
なんと、我が家を類焼から免れる為、壊すと消防署から言われた
有無を言わさないような、切羽詰まった内容だった。
已むを得ず、取り壊しを決めた。
既に一部は焼け始めていた。
新築途中の我が家を境に家事は収まった。
不幸はこれだけではなかった。
消防署に協力して取り壊しに同意したのに
建物の損害補償は払えないと言われた。
緊急時の近隣住民の為の取り壊しは破壊消防として
法律上認められているのです。
失火を起こした子供達の親達も、失火責任法により、
損害の責任を問われませんでした。
子供達をどう教育していたかの争いで、
損害賠償を求めるより他は無いかもしれません。
建築中の火災保険には加入していなければなりませんが・・・