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自分一人で頑張ってみたけど、やはり専門家が必要だ・・・と悔やんだ話【NO.152】
春一(仮称)は、負けず嫌いだった。
父から継いだ性格だと親子とも自負していた。
その甲斐あって、30才にしてマイホームを持てそうな所まで
進んで来た。
まずは、土地を求めなければならないと、いろいろと見て廻った。
見て廻れば廻る程決められなかった。
人には頼らず、自分の「根性」を頼みにチラシやネットで探し廻った。
そして、1年が経った。
そのうち、いい物件が見つかるだろうと、思っている最中に
ネットに「売りたい」という物件が出ていた。
待っていた甲斐があると、物件を確認すると、南面に位置し、
日当りも良く値段も春一の予算内だった。
今回は「今がチャンス」と契約した。
1年も待ったのは、この土地を買う為だったと喜んだ。
不動産は一生に一度の高額な買い物です。
残念な事に、春一は騙されてしまったのです。
彼の案件は、時間差を利用した、二重売買だったのです。
大事な契約には、不動産業者と宅地建物取引主任者の2つの資格が
必要です。
それに重要事項説明書への記名捺印が求められています。
契約は当事者の合意で成立しますが、売買は、「権利と義務」が
付随しないと片手落ちになってしまいます。
資格を持つ専門業者に相談することが安全ではないでしょうか?
(参照)民法709、刑法246、宅建法35